原稿進捗状況。
『君がJリーグを認めるまで、僕は歩くのをやめない』

ある程度進みました!!

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序文  愚かな土鳩との出会い     4570 

1日目 旅の始まり 西葛西から柏へ   3701  → 12325

1日目② new chapter

2日目〜12日目
後書き

小計 8271字 +8624字=16895字 初稿完成率 14.08%

没原稿コレクション 1400字(これからガンガン増えます)

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なんだ書いたのは8000字だけかと思うかもしれませんが、流れがないところから書いていくのはいわゆる「0→1」の作業になるのでとても大変です。金曜日から月曜日までの4日間を丸々使ったので、1日2000字ペースです。1時間あたりだと平均すると400字くらいかもしれません。小学生の作文と一緒ですね。

もちろん試行錯誤があるし、調べ物をしている時間もあるからですが、それにしても時間がかかります。

それほど難易度の高くないライティングの場合には、1時間で5000〜7500字くらい書けます。しかし、書籍となるとこの速度です。具体的に何が違うのかというのはまだ言語化できていませんが、精密さ、厳密さが異なることと、書籍というフォーマットでは勢いでごまかすことができないからかもしれません。

というわけで今のところ合計16000字(原稿用紙40枚びっしり)ですが、恐らく刈り込んで12000字くらいまで減ります。

多めに書いて刈り込んでいくのが大切で、10万字を書くためには恐らく15万字から20万字くらい書く必要があるのかなと思います。

書籍原稿はとにかく体力が必要です。

途中で挫折してしまったことが自分にも何度かあったので、この苦労を多少なりともマニュアル化して、本を出したい著者の助けになるようにしたいと思っています。といっても、最後は根性です。

今回の企画は、「ただ歩いているだけ」の文章になってしまう危険性があります。ブログのように、写真と一言感想だけ書いていくという表現もありますが、当然ながらそれでは読み応えがなく、書籍にする価値も生じづらいです。

もちろん、歩いた場所が、北極大陸とか、ヒマラヤ山脈とか、アマゾンの大密林であれば話は別です。しかし、僕が歩いたのは日本です。特に最初のうちは、江戸川区、葛飾区、松戸市、柏市という際だった特徴があるわけではない町並みを歩いて行きます。

僕の中では非常に魅力的な旅なのですが、ただ単に「江戸川区を歩いた」と書くだけではその魅力が伝わりません。読者の皆様に楽しんでいただくために必要なのがギミックを用意することです。

例えば「ドラえもん」です。人体の不思議とか日本の歴史のような子どもたちが嫌がるようなお勉強の本には、なぜか「ドラえもん」が出てきたりしますよね。版権を買う必要があるので、余計なコストがかかるはずですが、「ドラえもん」というギミックには買うだけの価値があるということです。

もっとも、教育目的の場合には、版権を安く使わせるというような配慮があるのかもしれませんが。

ただ、僕の本では、「ドラえもん」は使えません。では、どうやって読者の皆様に興味を持ってもらえるか、そのまま読み続けてもらえるか。これを必死に考えます。

まず、最初に作ったギミックが「土鳩」でした。この憎たらしい鳩のモデルは、いわゆるアンチサッカー言論です。このギミックで、書籍全体の意義づけはしやすくなったかと思います。なので、大きな意味では成立するようになりました。

次にやらねければいけないのは「ただ歩く」文章にしないことです。かといって詳細に風景の描写をしすぎたり、うんちくを並べてもリズムがわるくなります。リズム&スピード。そして、ちゃんと見所を意識して、そこが際立つように。バランス。

サッカーの戦術のようですが、それはそうです。
サッカーは人生のようなもので、文章には生き様が出るからです。ぼくの場合には、バランスです。何度も何度も推敲しながら、気持ちの良いリズムをもったバランス感覚のある文章へと整えていきます。

この苦しい作業をしばらく続けていく必要がありますが、それだけやっていればいいわけではありません。今の僕は書くだけが仕事ではなくなっています。

資金繰り、制作、その他の業務も一緒にやらないといけないのでなかなか大変です。

そのうち資金繰りに相当する「先行販売」は若干目標を修正します。できる作業を外注から内製に切り替えて、もう少し経費を削れるようにします。あとはタクシードライバーへの復帰を前提に、制作期間を考え直します。

読者の皆様に楽しんでいただける「いい本」を作っていけば、どこかでもう少し楽になることでしょう。

今はとてもきついです。苦しいところです。しかし、とても有意義です。

人が最も試されるのは逆境の時です。そして、最も充実しているときもまた逆境の時です。

大学受験をしているとき、単語帳の余白にこう書きました。

Love adversity!

逆境を愛せよ。

挑戦をしていられる今に感謝。
この状況が続いていくように、最後の最後までやり抜くのみです。

最後に著者のちょっとした構成メモです。ネタバレにならないように配慮しつつ書き記します。

◉序文 愚かな土鳩との出会い(仮)
物語全体の意義づけ、熱情を添付することで加速感をつける

◉1日目① 旅の始まり 西葛西から柏へ(仮)
全国のホームタウンを描く旅のはじまりとして、自分のホームタウンを描く。旅や冒険ではなくホームの描写なので、工夫が必要。
ロードオブザリングのシャイア(ホビット荘)の描写。

葛飾柴又矢切の渡しまで

◉1日目②
矢切→松戸→柏
比較的イベントが少ない。
旅の大きな柱である「歩くこと」についてしっかり書く。

日立台でのサッカーを描く。
この描写で物語の運命が決まる。
柏レイソルのことを調べたり、考えたり。

あまりサッカーのうんちくが多すぎても読みづらいものになるが、それをうまく読んでもらうのが著者としての技術。

試合の前にうんちくを書くよりも、試合の後に書くほうがいいだろうか。うまく分散させてバランスを取りたい。

執筆は、読者の脳とのばかしあい。
読者が飽きないように、面白い、有益だと思ってもらえるように、読者の知識や関心を読みながら、言葉を配置していく。

◉2日目
柏→鎌ヶ谷
1日目が長距離移動&試合観戦と盛りだくさんなので、記述は少しあっさりめに。字数もコンパクトにまとめたい。

◉3日目
鎌ヶ谷→船橋→幕張
旅としては面白い部分だけど、サッカー色は薄い。船橋競馬場が一つの山場。

<追記>
0→1のストレスが尋常ではなかったため、食べまくりました。せっかく3kg減った体重が1kgくらい戻ったかもしれません。

<追記2>
執筆を止めてPRしなければいけないと思ったのですが、どうしても書きたくなってきたので、火曜日の夕方からまた執筆タイムにもどします。

先行販売、正直いってぼくが書き始めてから完全に止まってしまいました。なかなか難しいところですが、目標を下方修正すると同時に(あとから目標額を変更できます)、少しでも多くの方にこの企画を知って頂き、賛同してもらえるように頑張ろうと思います。

先行販売『君がJリーグを認めるまで、僕は歩くのをやめない